
本日もたくさんのご来店をいただき、誠にありがとうございます。
ニュースでは、三重県四日市市で地下駐車場が冠水し、300台もの
車が水没したとの報道がありました。
思い返せば、かつて埼玉県朝霞市にある日産の新車保管駐車場でも
大規模な水没被害があったことを思い出します。
あの場所は今も残っているのでしょうか。
それにしても、今回は地下2階が完全に水没し、地下1階も最大で
1メートル20センチまで浸水とのこと。
どれほどの雨量だったのか想像を絶します。
本日は、その「想像を超える」というテーマにかけて、こちらの
バッグをご紹介いたします。
GOYARD Saint Louis ゴヤール サンルイGM
ゴヤールは1792年創業の老舗で、トランクや箱作りの伝統を持つブラ
ンドです。
お客様からは「なぜこのビニール素材のようなバッグが高額なのか?」
というご質問をよくいただきます。
実際にはゴヤールは店舗数が少なく、派手な広告宣伝を行わないことで
「知る人ぞ知る」ブランドのポジションを守っています。
さらに、生産・流通量をあえて制限することで「レア感」「特別感」を
演出し、価格の維持・上昇につながっています。
また、ご指摘の“ビニール素材のような見た目”についてですが、ゴヤール
の「ゴヤールディン・キャンバス」は純粋なPVCバッグとは異なる性質を
持っています。
表面はコーティングされたキャンバス生地で、その下にはコットンや麻を
織り込んだ布地を使用。防水性・耐久性を高めるためにコーティングが施
されているため、水や汚れに強いという訳です。
確かにプラスチック風の質感を感じることもありますが、それはコーティ
ングや表面加工の印象によるもの。全面がゴムや硬いPVC板のビニールバ
ッグとはまったく別物で強固に作られています。
さらにブランド戦略として、ルイ・ヴィトンやグッチのような大規模キャ
ンペーンを行わず、あえて“静かなブランド”としての立ち位置を選んでい
ますね。
2000年代以降は、ハリウッドスターやモデル、海外セレブがゴヤールの
トートを日常使いする姿が雑誌などで紹介され、日本でも芸能人やスタイ
リストが持ち始めたことで一気に人気に火がつきました。
ゴヤール自身が宣伝を仕掛けたわけではなく、自然発生的に愛用の姿が広
告効果となったというまさに選ばれるブランドの強さという訳です。
自身もお客様と同じように興味を持って紐解いた過去があります。
という訳で、少し大きいサイズを購入したら使いづらかったとの感想。
なるほど納得です。お客様の感想が全てではないでしょうか。
大変快いご成約をいただきましてありがとうございます。
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